今回のユーザーインタビューはボーダレスで最先端のファッションストーリーを展開するオンラインセレクトショップ【PAMEO POSE (パメオ ポーズ)】のデザイナーで、DJとしても活躍されている、PELIさんとパートナーのAYAKOさんにお伺いしてきました。お二人は2匹のプードルを飼っている愛犬家でもあります。
今回は、愛犬のペガサスちゃんとオリオン君との生活をたくさん教えていただきました!
「・・・近い」
初めてドッグランでボストンテリアと接した際、思わず口から出てしまいました。
この犬種のアプローチは独特。
緊張や興奮した様子を見せず「ファースト・コンタクト(第一次接近遭遇)」が至近距離なのが特徴的。
フレンドリーながらゴールデンのように熱烈歓迎モードではなく、すっと相手の懐に入ります。
(ゴールデンレトリーバーについて、詳しくはこちらからどうぞ!)
「社交上手だなぁ、大人だなぁ」と感心していると、ご家族は「でも、ドッグランの料金の元はとれないよ」と苦笑されていました。
入場直後こそ走り回るものの、「気が付いたら、他のわんちゃんの飼い主さんに撫でてもらってる。何のためにランに来たんだか。」「よくミニチュアダックスに遊びに誘われるけど、毎回スタミナで負けている。」なんてことも。
また別のご家族は、「ウチの子は男のくせに女子に対して意気地がない。女子に叱られる度にイジイジしてる。」とおっしゃっていました。
それでも他のわんちゃんとトラブルにならず付き合えるのは、この犬種良い点と言えるでしょう。
今回は、ボストンテリアの優れた社会性とその理由に迫りたいと思います。
一方、体重の軽いわんちゃん達は、重いものに比べて、初めて見るオモチャを警戒し、幽霊や金属音を怖がる傾向があり、体重の重いわんちゃん達は、軽いものより、大胆で好奇心が強く、幽霊をじっと見つめる傾向が見られたそうです。
なお、体高が低く、かつ体重が軽いわんちゃん達は、突然現れるものや音などを怖がり、過度に興奮し、また人の注意を引こうとする傾向があることが分かりました。
短頭種は、中・長頭種に比べて、飼い主に対して注意を払い、犬同士より人に遊んでもらうことに興味を示し、幽霊の出現など理解に苦しむ状況では身構えたり、防御姿勢をとったりする傾向が見られました。
長頭種は、特に初めて出会う人とはオモチャで遊ぶことが少ない一方で、恐怖で震えあがることは少なく、幽霊の出現に対しても立ち直りが早かったそうです。
体高が低く、かつ体重が重い短頭種は、幽霊に対して攻撃的な態度を見せ、一方、体高が高い短頭種(特にオスのわんちゃん達)は、低いものより、初めて出会う人にも社交的かつ協力的で、ふれ合いや遊びを求める傾向が見られました。
体高が比較的高く、体重が軽い短頭種――ボストンテリアが該当する分類――は、短頭種の中で、初めて出会う人に対して最もフレンドリーだったそうです。
さらに、この犬種の誕生が近代だったことも、素晴らしい気質の理由と言えるでしょう。
すでに遺伝に関する知識や交配技術が進んでいたことから、ボストンテリアの役割が闘犬からペットに変化するにつれ、攻撃性は交配の工夫で削ぎ落されました。
現代のニューヨークでは、この犬種はペット犬種の代表格となっています。
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海外での調査によると、分離不安の問題行動や症状を見せたボストンテリアは、比較的少ないことが判明しました。
(一般的な問題行動や肉体的な症状、対処法の詳細については、本ブログの過去の記事をご参照ください)。
とはいえ、この犬種も分離不安と無縁ではなく、分離不安の症状をみせたわんちゃん達もいます。
(1)具体的な問題行動
(2)海外のご家族が実践されている対処法
(3)ボストンテリアのお留守番の特徴
ボストンテリアは、他犬種に比べてクレートや預かり施設の利用が多いのが特徴的。
特に預かり施設は、社会勉強を兼ねて、子犬の頃から積極的に利用されていました。
また、広いスペースで独り過ごすよりも、クレートの中の方が落ち着けるようです。
多くの場合、クレートの中で寝て過ごせますが、ドアを開けておくかどうかは賛否両論ありました。
ドアを閉めることで自宅内でのイタズラが減る一方で、短頭種ゆえに呼吸器疾患になり易く、夏は室温と庫内温度の管理が絶対条件となります。
この犬種で問題行動を見せるのは、圧倒的に子犬が多いようです。
1歳半~2歳頃までには、ご家族や自分自身のライフスタイルを理解するので、それまでに、お留守番のトレーニングを施せば、問題行動はかなり減ると言われます。
ご家族の出発に際して吠えるケースが最も多く、彼らが、ご家族のおでかけ準備から出発して30分程度の時間帯を静かに過ごせれば、ご近所迷惑にまで発展することは少ないようです。
多くのご家族が、おやつやコング(※犬用玩具。内側におやつを詰めることができる)にピーナツバターを詰めたもの等を与えて、わんちゃんの注意を逸らすように工夫されていました。
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(4)ボストンテリア最大の問題!?「雷や花火」
ボストンテリアにとって深刻な問題は、雷や花火などの恐怖。
恐怖により心拍や呼吸数、そして体温も急上昇し健康を害する可能性が高まります。
恐怖を一度経験すると、独り残されることを嫌がるようになり、成犬や老犬になった後でも分離不安の問題行動を見せることがあるそうです。
ボストンテリアには、年齢を問わずできるだけ恐怖体験を予防すること、また、孤独やストレスを感じさせないことが大切。
Furboのドッグアクティブ通知を利用すれば、わんちゃんの様子をリアルタイムで確認でき、お手元のスマホから声をかけて安心させたり、おやつをあげることも可能。
ご家族からの「定時連絡」を楽しみに待つボストンテリアの様子をご覧ください。
・・・やっぱり近いですね。